大阪府より明治期の海外輸出用マッチラベル(燐票)の貼込帖を宅配買取
明治期の海外輸出用マッチラベル(燐票)の貼込帖を大阪府より宅配にて買取りさせていただきました。大切にされていた品をお譲りいただき誠にありがとうございました。
- 宅配買取
- 2020年9月16日
地 域 | 大阪 |
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買取分野 |
【商品詳細】
- 書 名 : 明治期の海外輸出用マッチラベルの貼込帖
明治期のマッチラベル(燐票)は愛好家・蒐集家から喜ばれます
マッチは明治11年頃から重要輸出製品のひとつとして日本の輸出産業の花形とされていました。最盛期には日本はアメリカ・スウェーデンと並んで世界三大生産国となり、当時の生産量の約80%が輸出に回っていました。
その中で重要な役割となっていたのがラベルで、マッチの商取引はすべて商標(ラベル)によって行われており、製品の品質を表わすだけでなく独創的で素晴らしいラベルにより国際的な信頼を得ることが出来たと言われています。明治17年6月には日本で初めて商標の登録制度が施行され、マッチ会社においても神戸の清燧社などが出願申請し登録されることとなります。 国産で最初に登録を果たした清燧社の「寝獅子」「赤鷲」は、そのデザイン構成において群を抜き、これらのマッチは上海・香港・南洋諸島といった幅広い地域へ輸出されていました。
一度刷りで始まったマッチラベルですが明治30年頃からは多色刷で華やかになり、さらに輸出向けのデザインには日本の伝統文化を取り入れたものや、輸出先の文化や嗜好を反映させたものが誕生します。中国の吉祥図案やヒンドゥー神話の神々、インドの神様の使いである象など様々な図柄が用いられ、各国で人気を得ることとなります。
その後は企業をはじめ百貨店、旅館、喫茶店などの広告として活用されるようになり、様々なデザイン・キャッチコピーなどが施されたマッチラベルが誕生しています。
またマッチラベルのことを「燐票」とも言います。燐票は当時からすでに人気があり、「燐票家」「愛燐家」と呼ばれる燐票を集める人たちは貴重なもの探し出しては交換会を開き集めていたと言われています。
多様な意匠が施され芸術作品とも言えるマッチラベルは現在でも国内外問わず燐票家・愛燐家は存在します。特に今では手に入りにくいマッチが出始めた頃の明治初期の古票は熱狂的な蒐集家が多くいらっしゃいます。お手元にマッチラベルなどの紙ものがございましたらご自身で処分してしまう前にぜひ愛書館中川書房へご相談ください。
マッチラベルほか古地図・映画チラシ・時刻表など紙ものの買取強化中!
このほか愛書館中川書房ではマッチラベルのほか、戦前・戦後の古地図、映画パンフレット・チラシ・ポスター、生写真・絵葉書、鉄道・飛行機・船舶などのカタログ・古い時刻表や硬券切符・竣功図など様々な紙ものの出張買取を承っております。こうした紙ものの愛好家や蒐集家は多く、また当時の世相・事柄を表していることから資料的価値もあると言えます。一見すると価値の無いように見えるかもしれませんが、貴重な資料が混ざっていることがございますのでお手元に気になる品がありましたらお気軽にお問い合わせください。
今回は宅配にて買取りをさせていただきましたが、愛愛書館中川書房は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県など関東を中心に全国各地への古書出張買取も承っております(内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります)。
経験豊富な店主または店長がお伺いし買取りさせていただきますので、遺品整理や引越し、断捨離などに伴う蔵書の整理は愛書館中川書房にお任せください。
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