静岡県富士宮市にて書や日本画などの掛軸を出張買取いたしました
静岡県の東部に位置する富士宮市へ出張し、書や日本画などの掛軸や和本ほか古典籍を買取りさせていただきました。大切にされていた品物をお譲りくださりありがとうございました。
愛書館中川書房では東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県はもちろんのこと茨城県や栃木県といった首都圏全域、長野県・山梨県・新潟県といった中部地方や近畿地方(関西地方)など幅広い地域へ出張買取にお伺いしています。
こちらの買取事例は古典籍と掛軸、2つの記事に分けてご紹介いたします。
古典籍に関しては「静岡県富士宮市にて和本などの古典籍を出張買取いたしました」をご覧ください。
- 出張買取
- 2019年7月22日
地 域 | 静岡富士宮市 |
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買取分野 |
【商品詳細】
こちらの買取事例では、写真のようにたくさんの掛軸を買取させていただきました。画幅といわれる日本画・水墨画といった絵の掛軸や書幅といわれる書家の掛軸など様々あります。
静岡県富士宮市は古くから日本人にとって特別な山であった富士山のお膝元であり、歴史ある土地です。富士氏や井出氏といった武家の出身地であり、明治時代の詩人・角田浩々歌客や俳優・里見浩太朗などの故郷でもあります。
また、静岡県は北条政子・今川義元・井伊直政・徳川秀忠といった武家や江戸時代中期の国学者である賀茂真淵、江戸時代後期の戯作者・絵師である十返舎一九、小説家の井上靖や小川国夫などの出身地です。源頼朝や徳川家康といった武将のゆかりの地でもあります。
画家・僧侶・武将・文人などの掛軸は専門家や愛好家などから人気です
書や日本画を紙などで表装したものも掛軸または床掛けといいます。もともとは中国の北宋の時代に仏画(仏教絵画)を礼拝するという点で普及され、日本においても飛鳥時代には仏教を広めるための道具として流入しました。
鎌倉時代に水墨画の様式が禅とともに伝わると、日本と中国の間で禅僧の往来が盛んになった鎌倉時代後期には宋・元の新様式の絵画が日本にもたらされ、水墨画が流行するのと同時に掛軸も流行していきます。花鳥風月などの水墨画が描かれたことで、掛軸は芸術品をさらによく見せる補完品として発達していきました。そして室町時代には茶を愛する人達により掛軸が爆発的に流行するようになります。
江戸時代に入ると表装や表具が発展し、複雑な文様の織物が用いられるなど華やかな表装のものが増え、明治時代以降は日本画が隆盛したことにより、更に芸術性が高められることになります。
掛軸は主に仏画・山水画・花鳥画・墨蹟・古筆・色紙・短冊・画賛・消息・断簡・肉筆浮世絵などを表装します。複数の書画を同じ表装で仕立てることを「対幅」といい、双幅・三幅対・十二幅対などがあります。表装の様式も大和表具・文人表具・茶掛表具・本尊表具など様々です。
愛書館中川書房では仏画・山水画・花鳥画・墨蹟・古筆・消息(書簡)・巻物の断簡などを表装した掛軸の出張買取を承っております。
徳川秀忠・松浦武四郎・松花堂昭乗・井伊直弼・慈眼大師・松尾芭蕉・雪舟・狩野探幽・長谷川等伯・福沢諭吉・渋沢栄一・夏目漱石・芥川龍之介・島崎藤村・与謝野晶子ほか武士や僧侶、文化人、画家・絵師、作家などの書幅・画幅・短冊幅・句幅・書簡幅といった掛軸の出張買取はお任せください。画家・文人・僧侶ほか著名な人物による肉筆(直筆)の掛軸は茶道家・歴史家などの専門家や研究者から人気があります。
掛軸ほか扁額や画帖など肉筆物の買取強化中!
このほか愛書館中川書房では江戸時代以前や明治時代・大正時代の文人・画家・書家・歌人・思想家などの肉筆(直筆)物全般の出張買取も承っております。掛軸になっているものだけでなく、扁額・画帖・書簡・色紙・短冊・日記・原稿・草稿などお手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。
書名:蔬菜画冊
著者:津田青楓画
制作年:昭和12年(1937)筆
愛書館中川書房は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県など関東を中心に全国各地へ古書や紙ものの出張買取にお伺いしております(内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります)。遠方のご実家の出張買取などもお気軽にご相談ください。詳しくは買取実績をご覧ください。
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