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東京都八王子市にて展覧会「浮世絵ねこの世界展」が開催中

4月6日(金)より八王子市夢美術館(東京都八王子市)にて特別展「国芳、広重、国貞、豊国、英泉らが描く 浮世絵ねこの世界展」が開催されています。

国芳、広重、国貞、豊国、英泉らが描く 浮世絵ねこの世界展

会場:八王子市夢美術館(東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F)
会期:4月6日(金)~5月13日(日)
休館日:月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜日が休館
開館時間:10:00~19:00(最終入館18:30まで)
入館料:一般600円 高校・大学生円 小・中学生円

猫は奈良時代に経典などをネズミから守るために中国から輸入され、愛玩動物として可愛がられるようになったのは平安時代の頃からであり、『源氏物語』『枕草子』『更級日記』『明月記』などに登場しています。繁殖がうまくいかず、時には馬の5倍の値がついた猫もいるなど大変貴重な動物であったため、江戸時代にはネズミを駆除するための呪具として猫の絵を描いて農家などに売り歩く人もいました。
「奇想の絵師」などと呼ばれている江戸時代末期の浮世絵師・歌川国芳は、時には数十匹の猫を飼うほどの無類の猫好きとして知られています。仕草などを細かく観察して描かれた猫たちは生き生きとした表情をしており、国芳は擬人化作品など猫を題材とした様々な浮世絵を手掛けました。
歌川国芳以降、浮世絵に猫が描かれることが増えたとされており、江戸・明治時代の浮世絵師たちは愛すべき猫たちの姿を様々な形で描き出しました。写実的な猫はもちろんのこと、国芳のように擬人化させて世相を風刺させたり、人間のように振る舞わせたり、時には「化け猫」として登場させました。

歌川国芳ほか江戸・明治に活躍した浮世絵師の作品が集結!

今回八王子市夢美術館で開催される展覧会「国芳、広重、国貞、豊国、英泉らが描く 浮世絵ねこの世界展」では歌川国芳・歌川広重・歌川国貞・歌川豊国・渓斎英泉といった江戸時代や明治時代に活躍した人気浮世絵師たちが描いた猫の浮世絵が展示されます。浮世絵師それぞれの特徴的で個性の光る画風が楽しめる展覧会です。
また、4月21日(土)には「国芳、広重、国貞、豊国、英泉らが描く 浮世絵ねこの世界展」の監修者によるギャラリートークが開催されます。

〈展示作品〉
歌川国芳「鏡面シリーズ 猫と遊ぶ娘」「流行猫の曲手まり」「猫の当字 なまづ」
歌川広重「名所江戸百景 浅草田圃酉の町詣」
歌川芳藤「新板猫のあそび 花見」「五拾参次之内猫之怪」
月岡芳年「古今比売鑑 薄雲」
楊州周延「幼稚苑猫ぢゃらし」
歌川国利「しんぱん両めん合ねこづくし」  ほか

浮世絵・錦絵の買取強化中!

愛書館中川書房では、歌川国芳ほか浮世絵師の浮世絵・錦絵の買取りもいたしております。浮世絵・錦絵といった刷物、図版が豊富に掲載されている作品集・画集など浮世絵や錦絵に関する古書など、お手元に気になる品がありましたら下記の買取専用フリーダイヤルまでお気軽にお電話ください。
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カテゴリ:即売会・展覧会情報

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