学術専門書 国文学関係の古本・古書の買取り

愛書館中川書房では、上代（奈良時代）から近世（江戸時代）にかけて成立した物語・日記・随筆・説話集・和歌・俳句・漢詩などに関する和本・古典籍、それらを研究対象として執筆された学術専門書、さらには文学と密接な関係である日本語史ほか日本語に関する研究書など、国文学・日本文学・言語学に関する幅広い内容の古本の買取りを出張費無料にて承っております。

日本における国文学の歴史は7世紀の飛鳥時代まで遡ることができ、飛鳥時代・奈良時代の文学は上代文学といいます。中国大陸から漢字が輸入されたことで話し言葉に漢字を当てはめた「万葉仮名」が誕生し、史書『古事記』『日本書紀』や歌集『万葉集』などが記されました。
その後、平安時代の中古文学では漢詩・漢文だけでなく平仮名の和文が盛んに用いられ、平安時代末期には現在の日本語の直系の先祖と称される「和漢混淆文」が生まれます。鎌倉時代・室町時代・安土桃山時代の中世文学では和漢混淆文の作品が主流となりました。戦乱が収まった江戸時代の近世文学では鎌倉時代末期から成立した短編絵入物語「御伽草子」の流れをくんだ庶民向けの読み物「仮名草子」「浮世草子」が誕生し、江戸時代後期には同じく庶民向けとして赤本・青本・黄表紙などの「草双紙」が誕生します。また劇作家によって記された人形浄瑠璃や歌舞伎の戯曲が人気を博したのも江戸時代からです。
飛鳥時代の上代文学から江戸時代の近世文学を合わせて古典文学といいます。

物語や説話集、和歌、漢詩といった日本の古典文学の和本・古典籍、文学全集、文学作品の注釈書、作品・作者に関する研究書ほか、専門性の高い国文学・日本文学関係の古本・古書の買取りは『安心と信頼』の古書組合加盟店・愛書館中川書房へお任せください。

国文学・日本文学の主な形式

また、愛書館中川書房では日本文学・国文学に関連する分野として、日本語学・国語学といった言語学に関する専門書や辞典・辞書も買取りさせていただいております。
日本語が積極的に研究されるようになったのは江戸時代からです。それまでは漢語学者・悉曇学者・歌学者を中心に多言語との比較がなされていましたが、江戸時代の国学者である契沖を発端として音韻・音声・文法・語彙・表記・文体・方言の各分野で日本語学・国語学の客観的・実証的に優れた研究が行われるようになりました。

言語学の基礎分野

そのほか、国文学・日本文学に関係する分野として日本近現代文学・中国文学（漢文学）・英米文学・フランス文学・ドイツ文学といった他国の文学、和歌について研究する歌学、書物の形態・内容・成立の変遷を科学的・実証的に研究する書誌学などに関する専門書の古本・古書も取り扱っております。

言語学の基礎分野

専門性の高い国文学・日本文学・言語学関連書籍の出張買取は愛書館中川書房へご相談ください。

愛書館中川書房では2トン・3トントラックによる大量買取の経験も豊富ですので、ご自宅の書庫・書棚・蔵・倉庫に保管されている蔵書の整理・処分はお任せください。国文学・日本文学関連の古書・古本では大学の研究室や資料室などへの買取実績が多数ございます。

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