台湾や満洲など戦前の歴史(植民地)関係の古本を大量出張買取しました

書名：台湾の風光
出版社：山崎鋆一郎
発行年：昭和10年（1935）

書名：台湾航路の三巨船 蓬莱丸・扶桑丸・瑞穂丸
出版社：大阪商船株式会社
発行年：昭和2年（1927）

『家計調査報告 自昭和十二年十一月至昭和十三年十月』台湾総督官房企画部
『台湾人口動態統計 昭和6年』台湾総督官房調査課

書名：台湾総督府第十八統計書
出版社：台湾総督官房統計課
発行年：大正3年（1914）

書名：日本植民地鉄道史論 台湾、朝鮮、満州、華北、華中の経営史的研究
著者：高橋泰隆
出版社：日本経済評論社
発行年：平成7年（1995）

書名：カメラで見た台湾
著者：小川嘉一編
出版社：日本旅行協会台湾支部
発行年：昭和10年（1935）

書名：史料 経済調査会 全5冊
著者：渋谷隆一・波形昭一編
出版社：国書刊行会
発行年：昭和62年（1987）

『樟脳専売史』日本専売公社
『台湾製糖株式会社史』台湾製糖株式会社東京出張所
『台湾樟脳専売志』台湾總督府史料編纂委員会

『明石元二郎関係資料 台湾史料叢書』中京大学社会科学研究所
『高利貸金融の展開構造』渋谷隆一 日本図書センター
『民間総督 三好徳三郎と辻利茶舗』波形昭一編著 日本図書センター
『日本植民地研究史論』浅田喬二 未来社

『近代日本における対満州投資の研究』金子文夫近藤出版社
『「満洲国」の金融』安富歩 創文社
『各県産業組合史料集成 37冊』不二出版
『近代中国通貨統一史』岩武照彦 みすず書房

台湾や満洲といった戦前・戦中における日本の外地（植民地）関係など、歴史書の古本は研究者などから需要があります

歴史には学術的研究のための時代区分が存在し、文明・国家・政治体制など成立や崩壊を基準に先史・古代・中世・近世・近代・現代に分けられます。そのため国や地域によって各区分に該当する年代は異なっており、例えば西洋史においては紀元前から西ローマ帝国の崩壊（476年）までが古代に区分されるのに対し、日本史では3世紀の古墳時代から12世紀の平安時代末期までを古代とするのが一般的です。
大きく差のある古代に比べて、比較的差が少ないのが近代と現代です。近代とは資本主義の時代であり、ヨーロッパ史やアメリカ史においては18世紀末期、日本史では19世紀中期に始まりました。そして日本や中国といったアジア史では第二次世界大戦まで、ヨーロッパ史やアメリカ史では冷戦終結までが近代に該当し、以降が現代に区分されます。

近代における日本は天皇を元首とした立憲君主制の時代で、明治時代には西洋の列強と肩を並べるために殖産興業や富国強兵に力が入れられました。その結果、権益の拡大を求めて日清戦争や日露戦争といった他国との戦争が勃発します。当時の日本が求めていた「権益」とは主に朝鮮半島におけるもので、日清戦争では李氏朝鮮に対する宗主権を放棄させたほか台湾と澎湖諸島を獲得し、日露戦争では朝鮮半島における権益を認めさせたほか樺太の一部と関東州（遼東半島先端部・南満州鉄道附属地）の租借権を手に入れました。以後、台湾・南樺太・関東州・朝鮮は第二次世界大戦の終結まで日本の外地（植民地）となります。

こちらの出張買取では、外地（植民地）のなかでも台湾や満洲に関する古本を中心に買取りさせていただきました。「満洲」はもともと中国大陸における最後の統一王朝である清を建国した満洲民族のことを指しますが、日本では江戸時代末期から中国東北部の「東三省（遼寧省・吉林省・黒竜江省）」のことを指して用いられるようになり、昭和7年（1932）に関東軍（関東州を担当していた大日本帝国陸軍の部隊）が東三省全土を占拠して建国した国は満洲国と名づけられました。
太平洋戦争末期から終戦直後の混乱などにより満洲や台湾といった外地（植民地）に関する資料は現存しているものが少なく、当時の様子を知ることができる絵葉書や生写真などの紙ものや、当時は極秘扱いとされていた関東軍ほか軍事関係の資料、それらをまとめた叢書や歴史学者による学術専門書といった古本は研究者などから需要があります。

愛書館中川書房では『台湾日誌 大正8年～昭和19年』『台湾の金融』『台湾社会運動史』『満洲における植民地経済の史的展開』『見果てぬ夢 満州国外史』など台湾・満洲・朝鮮など戦前の歴史(植民地)に関する古本の出張買取を承っております。
以前には『台湾総督府文書目録 明治期 全27冊』『台湾税務史 上下2冊』『総力戦と台湾 日本植民地崩壊の研究』『旧植民地人事総覧 朝鮮編 全8冊』『朝鮮総督府統計要覧 全10冊』などの植民地や歴史関係の古本を出張にて買取りさせていただきました。また、書籍だけでなく古地図・生写真・絵葉書・ポスター・パンフレットといった紙ものの買取も承っておりますので、整理や売却をお考えの品がございましたらご自身で処分してしまう前にまずは愛書館中川書房までご相談ください。

歴史(植民地)関係の古本や紙ものの買取事例については「満洲支那汽車時間表ほか満洲関係の古書を出張買取いたしました」「戦前の日本・満洲・台湾の古地図など紙ものを出張買取いたしました」なども合わせてご覧ください。

【当店取扱商品】

書名：「満洲国」社会事業史 Minerva社会福祉叢書2
著者：沈潔
出版社：ミネルヴァ書房
発行年：平成8年（1996）

書名：高雄港
著者：台湾総督府交通局高雄築港出張所
出版社：台湾日日報社
発行年：昭和3年（1928）

満州鉄道（満鉄）生写真

日本史・中国史・世界史・戦史など歴史に関する古本の買取強化中！

このほか愛書館中川書房では『ギリシア・ローマ世界地誌 全2冊』『近代ドイツ歴史カリキュラム理論成立史研究』『アメリカ憲法史研究』『GHQ歴史課陳述録 終戦史資料 上下2冊』『現代中国研究叢書 全39冊』など日本・中国・西洋の歴史に関する古本の出張買取も承っております。
『大日本史料 全415冊』『ナチス・独逸』『大東亜戦争陸軍衛生史 全9冊』『古代東アジア世界史論考』『中国史籍解題辞典』などお手元に気になる品がありましたらお気軽にお問い合わせください。

書名：パリ植民地博覧会 オリエンタリズムの欲望と表象
著者：パトリシア・モルトン 長谷川章訳
出版社：星雲社
発行年：平成14年（2002）

書名：明清交替と江南社会 17世紀中国の秩序問題
著者：岸本美緒
出版社：東京大学出版会
発行年：平成11年（1999）

書名：長篠合戦の世界史 ヨーロッパ軍事革命の衝撃
著者：ジェフリ・パーカー 大久保桂子訳
出版社：同文館
発行年：平成7年（1995）

愛書館中川書房は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県など関東を中心に全国へ出張買取にお伺いしております（内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります）。
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