『平安密教の研究』ほか仏教関係の古本を出張買取いたしました

書名：福田亮成先生古稀記念 密教理趣の宇宙
著者：大正大学真言学智山研究室編
出版社：智山勧学会
発行年：平成19年（2007）

書名：覚鑁の研究
著者：櫛田良洪
出版社：吉川弘文館
発行年：昭和50年（1975）

書名：近世浄土宗史の研究
著者：宇高良哲
出版社：青史出版
発行年：平成27年（2015）

『南光坊天海の研究』宇高良哲 青史出版
『正信念仏偈の教相 全2冊』平野修 法蔵館
『舎利荘厳美術の研究』内藤栄 青史出版
『近世の仏教 新義真言を中心として』智山勧学会編 青史出版
『親鸞と浄土真宗』今井雅晴 吉川弘文館
『法名で引く忌日索引 中世僧侶・在家者』田辺久子編 青史出版

覚鑁ほか密教や仏教関係の専門書は研究者から需要があります

覚鑁は平安時代後期の真言宗の僧侶であり、諡号を興教大師といいます。密教的浄土教を大成した、真言宗中興の祖にして新義真言宗の始祖です。
嘉保2年（1095）に仁和寺（真言宗御室派の総本山）とゆかりのある家に生まれた覚鑁は10歳のときに仁和寺成就院へ入り16歳で出家、20歳になると東大寺戒壇院で受戒しました。その後は高野山へ入り、35歳で真言宗の伝法を継承したことで空海以来となる才能の持ち主と称されます。
一方、当時の高野山には信心の薄い僧や権力を求める僧が跋扈していました。この現状を嘆いた覚鑁は宗派の立て直しを決意し、長承元年（1132）に鳥羽上皇の院宣を得た覚鑁は高野山に大伝法院と密厳院を建立して大伝法院座主に就任します。2年後には高野山真言宗の総本山である金剛峯寺の座主も兼ね、高野山の主導権を制しました。
しかし覚鑁の真言宗建て直しに反発する僧侶と激しく対立し、保延6年（1140年）に覚鑁は高野山を追われることになります。弟子とともに弘田荘（大伝法院の荘園のひとつ）内の豊福寺へと拠点を移した覚鑁は新たに円明寺を建て、これらを中心として新義真言宗総本山である根来寺が形成されました。
真言宗における覚鑁は、空海以外で唯一の仏教哲学「密厳浄土」思想を打ち立てた僧として高く評価されています。覚鑁や新義真言宗、高野山や根来寺といった寺院など仏教・密教に関する学術専門書は研究者や専門家から需要があります。

愛書館中川書房では『伝流抄 興教大師八百五十年御遠忌記念 全10帖』『興教大師著作全集 全6冊』『興教大師覚鑁写本集成 全4冊』『平安期真言密教の研究 全2冊』『新義真言宗豊山派作法集』『』など仏教に関する古本の出張買取を承っております。
以前には『定本 弘法大師全集 全11冊』『興教大師覚鑁聖人年譜 全2冊』『空海思想の形成』『平安密教彫刻論』『根来寺の歴史と美術 興教大師覚鑁と大伝法堂丈六三尊像』などの真言宗・密教ほか仏教関係の古本を出張にて買取りさせていただきました。

【当店取扱商品】
『真言密教成立過程の研究』櫛田良洪 山喜房仏書林／『理趣法の意得』高見寛恭編 高野山学習感状潅頂壇元／『弘法大師空海全集 全8冊』弘法大師空海全集編輯委員会編 筑摩書房／『密教仏の研究』頼富本宏 法蔵館／『新編天台宗密教章疏 全5冊』日本大蔵経編纂会 名著出版

書名：密教法具
著者：奈良国立博物館監修
出版社：臨川書店
発行年：平成5年（1993）

密教ほか仏教に関する古本の買取強化中！

このほか愛書館中川書房では『日本弥勒浄土思想展開史の研究』『鎌倉浄土教成立の基礎研究』『無量壽経論註の研究』『諸宗念仏教義の概観』など真言宗や天台宗といった密教だけでなく仏教全般に関する古本の出張買取を承っております。
『通俗絵入秩父観世音霊場記』『近世仏教文学の研究』『法然浄土教の思想と歴史』などお手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。

書名：石山本願寺日記 全4冊
著者：上松寅三編纂校訂
出版社：清文堂
発行年：昭和41年（1966）

愛書館中川書房は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県など関東を中心に全国へ出張買取にお伺いしております（内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります）。詳しくは出張買取地域をご覧ください。引っ越しや建て替えなどに伴う大量の蔵書の整理・ション分もお任せください。
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