長野県大町市で岩波文庫・岩波新書の古本を大量出張買取いたしました
岩波文庫・岩波新書など大量古本を出張買取させていただきました。たくさんの蔵書をお譲りいただき誠にありがとうございました。
- 出張買取
- 2019年8月30日
地 域 | 長野大町市 |
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買取分野 |
【商品詳細】
愛書館中川書房は普段は東京・神奈川・千葉・埼玉など中心に古本の出張買取をしていますが、今回の買取事例のような大量買取のご依頼をいただいた場合は地方へも出張買取にお伺いしております。
長野県大町市は「北アルプス一番街」と言われるように西部一帯に北アルプス山岳を連ねており、北の五竜岳から南の槍ヶ岳までを収める市街地は全国屈指の広さと言われています。また、北アルプスからの豊富な湧水を源とする大町市は水道水が美味しい町として国際的にも評価されるほどです。冬季は雪の多い豪雪地帯ということからも北アルプスの山麓にあるスキー場も観光スポットとして高い人気を誇っています。
山に挟まれた盆地を飛騨山脈の槍ヶ岳・樅沢岳周辺に源を発する高瀬川が南北に縦断しており、北アルプスと東山に挟まれるように「仁科三湖」と呼ばれる木崎湖・中綱湖・青木湖 3 つの湖が存在します。古くは豪族である仁科氏がこの地を治めていたことからこの地域を「仁科」と呼ぶようになったと考えられています。樹齢700年にも及ぶ杉や檜などの古木が繁る仁科の森にある仁科神明宮は天照大神を奉祀し、日本最古の神明造りとして国宝に指定されています。
さらに大町市は長野県の北西部にある立山黒部アルペンルートの長野県側玄関口としても有名です。世界有数の大規模な山岳観光ルートである立山黒部アルペンルートは大町市の扇沢駅と富山県中新川郡立山町の立山駅とを結び、いくつもの景勝地を通りながら雲上に広がる立山黒部野雄大な大自然を満喫することが出来ます。
道中見ることのできた諏訪湖は長野県のほぼ中央に位置し、信州一大きな湖です。湖畔には公園や足湯、桜並木やかりん並木があり、冬には多くの白鳥が飛来するなど四季折々の豊かな風景を見ることができます。 また、毎年8月15日に行われる「諏訪湖祭湖上花火大会」は夏を彩る風物詩となっており、総打ち上げ数は約4万発、観客数約50万人という日本屈指の花火大会として知られています。水上スターマインや約2kmの大ナイヤガラなど夜空と湖上に光の華を咲かせ、さらに山々に囲まれていることから花火の音が反響し迫力満点の祭典となっています。
岩波文庫・岩波新書は各分野の専門家から愛好家まで幅広い方から需要があります
岩波文庫の企画は1927年7月の「東京朝日新聞」の紙上にて発表されました。その翌日に夏目漱石『こころ』、幸田露伴『五重塔』、樋口一葉『にごりえ・たけくらべ』、チェーホフ『桜の園』、プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』といった22冊が、その5日後にはカント『実践理性批判』が刊行されました。これらの半数以上が岩波文庫の主要書目として、今もなお読み継がれています。
創刊から終戦の1945年までに約1500点が刊行され、その後は年48点の刊行されるようになります。戦時中は戦線の将兵に慰問品として夏目漱石『虞美人草』、志賀直哉『小僧の神様』、中勘助『銀の匙』、ウェブスター『あしながおじさん』、トウェーン『王子と乞食』などの岩波文庫が配られていました。
岩波文庫はカバーの背の色から、青(思想・哲学・宗教・歴史・地理・音楽・美術・教育・自然科学)、黄(日本文学/古典)、緑(日本文学/近代・現代)、赤(外国文学)、白(法律・政治・経済・社会)の大きく5つに分類されており、国内外の古典的価値を持つ文学作品や学術書などが収められています。これまでに刊行された総刊行点数は4300点以上、総冊数は3億冊以上になると考えられています。
この古典の普及を目的とした岩波文庫に対し、書き下ろし作品による一般啓蒙書を廉価で提供することを目的に1938年に創刊されたのが岩波新書です。第1回目の刊行は矢内原忠雄訳のクリスティ『奉天三十年 上下2冊』、斎藤茂吉『万葉秀歌 上下2冊』、武者小路実篤『人生論』、川端康成『抒情歌』などの20点同時発行となり、当時の定価はすべて50銭でした。第二次世界大戦後には「新書」という出版形態が定着していき、多くの出版社が新書を刊行しています。岩波新書は1962年創刊の中公新書、1964年創刊の講談社現代新書とともに「教養新書御三家」「新書の御三家」と称されています。
岩波新書には赤版・青版・黄版・新赤版の4種類があります。創刊から1946年までの赤一色の表紙の101点が「赤版」とされ、翌年1949年から出版点数が100を越えたのをきっかけに表紙を青にした「青版」が刊行されます。1977年4月には出版点数が1000点を越え、岩波新書創立40周年を迎えたことから黄色に改められ「黄版」となります。黄版は396点刊行され、1988年になると岩波新書創刊50年・総刊総数1500点になったことから新赤版として装いを変えることとなります。こうして1938年に創刊された岩波新書は表紙の色を変えながら多彩なジャンルの本を出版し、2014年には通算で刊行3000点を突破したことで話題になりました。
愛書館中川書房では岩波文庫『リクエスト復刊』『創刊70年記念出版 日本の詩・世界の詩 全30冊』『田辺元哲学選 全4冊』『地代論 上下2冊』、岩波新書『特装版 岩波新書の江戸時代 全20冊』『折々のうた+新折々のうた 全21冊』『風土病との闘い』『日本の住宅問題』といった岩波文庫・岩波新書の古本出張買取を承っております。
創刊から多くの読者から熱狂的な支持を受けている岩波文庫や岩波新書の愛好家・蒐集家は多くいらっしゃることからも需要があります。お手元に整理・売却をお考えの岩波文庫・岩波新書がございましたら愛書館中川書房までお気軽にお問い合わせください。
【当店取扱商品】
『岩波新書 中華民国三十年史』橘樸/『岩波新書エピクテートス ストア哲学入門』鹿野治助/『岩波文庫 漱石作品集 全27冊』/『岩波文庫 電気学実験研究 全2冊』ファラデー 矢島裕利・稲沼瑞穂訳
書名:人生談義 上下2冊(岩波文庫)
著者:エピクテートス 鹿野治助訳
出版社:岩波書店
発行年:平成5年(1993)
書名:歴史序説 全4冊(岩波文庫)
著者:イブン=ハルドゥーン 森本公誠訳
出版社:岩波書店
発行年:平成13年(2001)
岩波文庫ほか学術系文庫の古本の買取強化中!
このほか愛書館中川書房では講談社学術文庫『和英語林集成 第3版』『源氏物語湖月抄 上中下3冊』、ちくま文庫『妖精の女王 全4冊』』『マーティン・チャズルウィット 上中下3冊』ちくま学芸文庫『イコノロジー研究 上下2冊』『ゲーテ形態学論集・植物篇』など講談社学術文庫・ちくま文庫・ちくま学芸文庫といった学術系文庫の古本出張買取も承っております。
『日本少国民文庫 全16冊』『山本文庫 全57冊』『日本小説文庫』『世界大衆文学全集 文庫判 全80冊』など、戦前から戦後にかけて刊行された文庫本の古本出張買取もさせていただいておりますのでお手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。
書名:デュメジル・コレクション 全4冊(ちくま学芸文庫)
著者:ジョルジュ・デュメジル 丸山静・前田耕作編
出版社:筑摩書房
発行年:平成13年(2001)
書名:近世日本国民史 全50冊(講談社学術文庫)
著者:徳富蘇峰
出版社:講談社
発行年:昭和54年(1979)
書名:改造文庫 第二部第八十八篇 寡婦マルタ
著者:エリイザ・オルゼシュコ 清見陸郎訳
出版社:改造社
発行年:昭和4年(1929)
愛書館中川書房は東京都だけでなく神奈川県・埼玉県・千葉県など関東を中心に全国へ出張買取にお伺いしております(内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合がございます)。
今回の長野県での古本大量買取のように、山梨県・新潟県・静岡県といった中部地方をはじめ幅広い地域へも出張買取させていただいております。なお、1000冊、2000冊以上というような大量買取の場合はトラックや人員の手配が必要となりますのでお早めにご相談ください。
経験豊富な店主または店長がお伺いし買取りをさせていただいておりますので、遺品整理・引っ越し・リフォーム・断捨離などに伴う大量の蔵書の整理は愛書館中川書房にお任せください。
【古本出張買取専用フリーダイヤル 0120-489-544】
※電話・メール相談の前に必ずこちらからご利用方法をご確認ください。
※一部商品において、お引取り等が出来ない商品もございますことをご了承ください。