古今東西 落語家事典ほか古典芸能関係の古本を出張買取いたしました
『古今東西 落語家事典』ほか落語など演芸関係、『邦楽曲名事典』ほか雅楽・邦楽など音曲関係といった日本の古典芸能(伝統芸能)に関する古本を出張にて買取りさせていただきました。大切にされていた蔵書をお譲りくださりありがとうございました。
- 出張買取
- 2019年6月2日
地 域 | 東京中央区 |
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買取分野 |
【商品詳細】
- 書 名 : 古今東西 落語家事典
- 著 者 : 諸芸懇話会大阪芸能懇話会編
- 出版社 : 平凡社
- 発行年 : 平成1年(1989)
書名:邦楽曲名事典
著者:平野健次ほか監修
出版社:平凡社
発行年:平成6年(1994)
書名:日英交流 大阪歌舞伎展 上方役者絵と都市文化
著者:大阪歴史博物館・早稲田大学坪内博士記念演劇博物館編
出版社:大阪歴史博物館
発行年:平成17年(2005)
書名:落語の言語学シリーズ
著者:野村雅昭
出版社:平凡社
発行年:平成6年(1994)
書名:中世芸能の幻像
著者:守屋毅
出版社:淡交社
発行年:昭和60年(1985)
古典芸能の全集や専門書は愛好家や専門家から需要があります
落語とは日本の伝統的な話芸の一種であり、「噺」とも言います。もともとは滑稽を中心とした演目のことを落語と言っていましたが、現在では人情噺・芝居噺・怪談噺なども含められます。能楽や歌舞伎といった日本の伝統的な演劇とは異なり、衣装や道具、音曲などにほとんど頼らず扇子や手拭を使ってひとりで何役も演じるのが大きな特徴です。
落語の祖は戦国時代から江戸時代前期の僧侶である安楽庵策伝という人物です。安楽庵策伝は将軍や大名の側近として話し相手を務める御伽衆のひとりで、庶民の間に広く流行した話を集めた『醒睡笑』という笑話集を執筆しました。古典落語の演目である「子ほめ」「唐茄子屋政談」「たらちね」などは『醒睡笑』に収録された話が元になっています。また、噺家(落語家)の始まりは江戸時代の元禄期(1688-1704)の頃のことで、露の五郎兵衛、米沢彦八、鹿野武左衛門の3人が噺家の祖とされています。
江戸落語が隆盛したのは19世紀になってからのことで、初代三遊亭圓生、初代船遊亭扇橋、初代林屋正蔵、初代朝寝房夢羅久といった後世に名を残す名人が現れました。しかし水野忠邦による天保の改革の一環として江戸の寄席は激減します。失脚後は回復しますが今度は近代化の影響を受けることになりました。その後は速記本やレコード落語の流布、柳派と三遊派の合併、テレビ放送の開始、女真打や人間国宝の誕生、落語を題材としたドラマや漫画の登場などがあり、平成時代には「落語ブーム」が起こりました。
一方、邦楽は日本の古典芸能では音曲に分類されます。現代でも日本の音楽は邦楽と言いますが、神楽などの日本独自の上代歌舞、中国などから渡来した音楽を取り入れた雅楽、声明や和讃と言った仏典に旋律を加えた宗教音楽、世俗で生まれた民謡などを伝統音楽とします。
能楽のなかの謡曲も邦楽の一種であり、そのほか浄瑠璃や長唄、小唄、箏曲・琵琶楽・尺八・田楽・獅子舞などが含まれます。
愛書館中川書房では『本田安次著作集 日本の伝統芸能 全20冊』『民俗芸能全集 全14冊』『院政期音楽説話の研究』『雅楽通解 楽史篇・楽理篇 全2冊』『柳家小さん落語全集』『競演落語十八番』など雅楽・邦楽・落語ほか古典芸能に関する古本の出張買取を承っております。『筝曲大意抄 全6冊』『落話江戸嬉笑』『新作三都寄合噺』といった江戸時代に刊行された和本・古典籍もお任せください。
以前には『金平浄瑠璃正本集 全3冊』『雅楽三管の唱歌法 伝統の唱歌法とその現代楽理的研究 全2冊』『四天王寺の舞楽』『江戸小咄本』『昭和落語名作選集』などの日本の古典芸能関係の古本を出張にて買取りさせていただきました。
流通数が少なく全巻揃えることが難しい全集、明治時代・大正時代に発行され絶版となったまま復刻されていない有名落語家に関する書籍、雅楽や邦楽の歴史に関する専門性の高い研究書など、古典芸能に関する古本は愛好家や専門家から需要があります。
【当店取扱商品】
『一中節の基礎的研究 第1巻 正本集』諏訪春雄・小俣喜久雄編 勉誠出版/『浪曲人物史 その系図と墓誌録』芝清之 『上方芸能』編集部/『雅楽のデザイン 王朝装束の美意識』多忠麿編 小学館
書名:尺八古典本曲の研究
著者:月溪恒子
出版社:芸術社
発行年:平成12年(2000)
能楽・狂言・歌舞伎ほか日本の古典芸能に関する古本の買取強化中!
このほか愛書館中川書房では『宝生流地拍子謡本 全37冊』『狂言記の研究 全5冊』『能楽百番』『江戸歌舞伎法令集成』『文楽首の研究』など、浄瑠璃節・雅楽・落語・講談だけでなく能楽・狂言・歌舞伎・人形浄瑠璃・文楽といった日本の伝統的な演劇など古典芸能全般に関する古本の出張買取を承っております。
『能装束模様百佳選 全10冊』『狂言五十番』『古狂言台本の発達に関しての書誌的研究』などお手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。
書名:千野の摘草 森田操遺稿
著者:森田操/ 森田光風編
出版社:ぺりかん社
発行年:昭和61年(1986)復刻版
愛書館中川書房は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県など関東を中心に全国へ出張買取にお伺いしております(内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります)。和本・古典籍といった江戸時代のものから明治時代や大正時代に刊行されたもの、近年の研究結果が盛り込まれた学術専門書など幅広い年代の古本を出張買取しております。蔵や倉庫、押入れなどに眠ったままになっている蔵書がありましたら、下記の買取専用フリーダイヤルへお電話ください。
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