『定本 良寛全集』ほか仏教関係の学術専門書を出張買取いたしました

書名：日蓮の思想史的研究
著者：佐々木馨
出版社：山喜房仏書林
発行年：平成23年（2011）

書名：巨鼇山清見興国禅寺の歴史
著者：市毛弘子
出版社：新人物往来社
発行年：昭和49年（1974）

書名：貞慶『愚迷発心集』を読む 心の闇を見つめる
著者：多川俊映
出版社：春秋社
発行年：平成16年（2004）

書名：重源
著者：伊藤ていじ
出版社：新潮社
発行年：平成6年（1994）

仏教関係の学術専門書は寺院や研究者などから需要があります

良寛は江戸時代後期の曹洞宗の僧侶にして歌人・書家としても知られる人物です。現在の新潟県三島郡で名主の子として生まれた良寛は18歳のときに突然出家し、曹洞宗海嶽山光照寺（現・新潟県三島郡）で修行をします。22歳になると円通寺（現・岡山県倉敷市）の国仙和尚を生涯の師と定め、12年の修業を重ねました。
一人前の僧侶となった良寛は国仙和尚の遺言を受け諸国を巡り、47歳のときに帰郷してからは国上山の五合庵や麓の草庵などを転々とします。生涯寺を持たず托鉢によって生活し、農民や子どもと盛んに交流しました。
良寛が和歌を詠み始めたのは諸国を行脚していたころで、『万葉集』を和歌の師としていました。自筆歌稿である『布留散東』、死後に弟子である貞心尼によってまとめられた『蓮の露』などに残っています。一方、書を学んだのは帰郷後のことで、草仮名の代表的な書の作品である『秋萩帖』を手本としました。のちに従来の書法では満足行かなくなった良寛は独自の書法を編み出しています。

中央公論新社から刊行された『定本 良寛全集 全3冊』は、第1巻詩集、第2巻に歌集、第3巻に書簡集と法華転・法華讃という構成になっています。
第1巻には漢詩775首、第2巻には和歌1476首が収録されており、振り仮名を加えた読み下し文や訳注、口語訳・語釈・内容解説が付されています。第3巻は良寛の書簡270通に加え、句集や文集、「法華転」「法華讃」「戒語」が収められています。
あまり資料の残っていない良寛の思想や実生活などについて知ることができる全集であり、このような専門性の高い注釈などが付された全集や学術専門書などは仏教関係の研究者や専門家から需要があります。

愛書館中川書房では『真宗重宝聚英 全10冊』『日蓮宗の法式 全3冊』『法然上人門下の浄土教学の研究 全2冊』『天台思想史』『空海思想の形成』など、曹洞宗や臨済宗といった禅宗、真言宗や天台宗といった密教、浄土真宗、日蓮宗ほか日本の仏教に関する学術専門書の出張買取を承っております。
以前には『新修国分寺の研究 全8冊』『大無量寿経の教理史的研究』『弘法大師伝の新研究』『仏教説話絵の研究』『法然浄土教の思想と歴史』などの日本仏教関係の学術専門書を出張にて買取りさせていただきました。

【当店取扱商品】
『正法眼蔵聞書抄の研究 全7冊』山内舜雄 大蔵出版／『槐安國語提唱録』白隱禪師著 飯田欓隱提唱 槐安国語提唱録刊行会 書林其中堂／『唯識仏教辞典』横山紘一 春秋社／『国訳大蔵経 復刻 全31冊』国民文庫刊行会編 第一書房

書名：道元引用語録の研究
著者：曹洞宗宗学研究所編
出版社：春秋社
発行年：平成7年（1995）

日本・中国・インドなど仏教に関する学術専門書の買取強化中！

このほか愛書館中川書房では『中国仏教史 全6冊』『龍樹の宗教』『韓国金銅仏研究 古代朝鮮金銅仏の系譜』『浄土教の起原及発達』『三論宗の基礎的研究』など、日本だけでなくインドや中国の仏教に関する学術専門書の出張買取も承っております。
『ジャータカ全集 全10冊』『ツォンカパ 仏教瑜伽行思想の研究』『涅槃と弥勒の図像学』『初期唯識思想の研究』などお手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。

書名：天童如浄禅師の研究
著者：鏡島元隆
出版社：春秋社
発行年：昭和58年（1983）

愛書館中川書房は東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県など関東地方を中心に全国各地へ無料出張買取にお伺いしております（内容・量・地域によっては出張や買取りができない場合があります）。詳しくは出張買取地域をご覧ください。
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