『古書の街』神田神保町の古本屋・愛書館中川書房の古本・古書買取サイト
『文人画粋編』など中国美術関係の古本を出張買取いたします
愛書館中川書房では『文人画粋編 全20冊』ほか文人画・人物画・花鳥画・北宗画・南宗画・院体画といった中国絵画など中国美術に関する古本を出張買取りしております。
書名:文人画粋編 全20冊
出版社:中央公論社
発行年:昭和49年(1974)
1:王維
2:董源・巨然
3:黄公望・倪瓚・王蒙・呉鎮
4:沈周・文徴明
5:徐渭・董其昌
6:八大山人
7:惲寿平・王翬
8:石濤
9:金農
10:呉昌碩・齋白石
11:祇園南海・柳沢淇園
12:池大雅
13:與謝蕪村
14:浦上玉堂
15:岡田米山人
16:青木木米
17:田能村竹田
18:頼山陽
19:渡邊崋山
20:富岡鐵齋
『文人画粋編 全20冊』と一緒に買取りさせていただいた中国美術関係の古本については「千葉県いすみ市にて『故宮元画精華』ほか中国美術関係の古書を大量出張買取」にてご紹介しております。
『文人画粋編』ほか中国美術関係の古本は愛好家から専門家まで幅広い方から需要があります
文人画とは中国の北宋時代頃に確立した絵画のジャンルのひとつです。それまでの中国絵画史においては人物画や花鳥画が主体とされていましたが唐代頃に山水画や水墨画へと移り変わり、幅広い知識や教養を持つ文人によって愛好されるようになりました。こうした画を職業としない文人らが余技として描いた絵画のことを「文人画」といいます。
明代を代表する文人画家の董其昌は唐代から続く文人画の系譜を「南宗画」、職業画家(宮廷画家)による院体画を「北宗画」の2つに分類して優劣を論じ、文人画を高く評価し優れたものとして中国画壇の主流としました。こうした董其昌の書画の理念は清の時代にも続き、康熙帝(清王朝第4代皇帝)や乾隆帝(清王朝第6代皇帝)などが董其昌の書画を愛好したことによって文人画や南宗画は長く隆盛することとなりました。
董其昌のほか「文人画の祖」と言われる唐代の王維をはじめ、蘇軾・李公麟・米芾・梁楷・呉昌碩・齋白石といった多くの有名画家が誕生し後世に多大な影響を与えました。
日本においては江戸時代に禅宗や儒教の伝来、中国の書物・書画の輸入などにより文人画も伝わり、京都を中心に盛んになりました。日本人の儒学者や画家、俳人といった教養人(文人)たちは中国の美術作品を楽しみ、やがて自らの手で制作するようになります。この文人画は中国の南宗画を手本としていたことから「南画」とも呼ばれています。
日本の文人画は江戸時代中期の画家、祇園南海・柳沢淇園・服部南郭・彭城百川の4人によって創始され、その後の池大雅や与謝蕪村らによって大成されました。江戸時代後期になると浦上玉堂・田能村竹田・渡辺崋山・谷文晁といった文人画家が現れ一大画派となります。山水・花鳥・人物などを題材とした作品を主に、西洋画の技法も取り入れるなど徐々に独自の様式を確立し発展していきました。
『文人画粋編』は中央公論社より昭和49年(1974)から中国篇10冊・日本篇10冊の全20冊で刊行されました。石川淳・梅原龍三郎・小林秀雄などを監修に迎え、文人画を語る上で欠かすことのできない文人たちの作品や印章・落款などが収録されています。
【当店取扱書籍】
書名:三大巨匠展 呉昌碩・王一亭・齋白石 中国現代書画の先駆者
出版社:東洋美術センター
発行年:昭和49年(1974)
書名:中国絵画総合図録 全15冊
出版社:東京大学出版会
発行年:昭和57年(1982)
文人画や中国絵画など中国美術に関する古本の買取強化中!
愛書館中川書房では董其昌・王維・石濤・呉昌碩・董源・荊浩・米芾・仇英といった中国の文人画家、山水画・人物画・花鳥画・北宗画といった中国絵画など中国美術に関する古本の出張買取を承っております。
【買取事例】
「『石濤書画集』ほか中国美術関係の古書を出張買取いたしました。」
「『支那南画大成』ほか美術関係の古本を出張買取いたしました」
書名:石濤書画集 全4冊
出版社:東京堂出版
発行年:昭和50年(1975)
書名:支那南画大成 正・続 全22冊 要覧・解説4冊付
出版社:興文社
発行年:昭和10年(1935)
『中国絵画総合図録 正続全9冊』『中国絵画史 全4巻8冊』『中国文人画通鑑』『中国文人書画家名鑑』『米芾 研究篇・図版篇 全2冊』『董其昌の書画 全2冊』『呉昌碩書画集』『日本南画論攷』『池大雅作品集』など、お手元に気になる本がありましたらお気軽にご相談ください。
【古本出張買取専用フリーダイヤル 0120-489-544】
カテゴリ:取扱書籍 > 美術・建築・写真など
2023年8月21日
※電話・メール相談の前に必ずこちらからご利用方法をご確認ください。
※一部商品において、お引取り等が出来ない商品もございますことをご了承ください。