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『近世漢方医学書集成』など東洋医学の古本を出張・宅配買取いたします

愛書館中川書房では、名著出版『近世漢方医学書集成 全120冊』ほか日本の漢方医学などの東洋医学に関する古本を出張・宅配にて買取りしております。

近世漢方医学書集成
書名:近世漢方医学書集成 全120冊(第1期~第4期 全116巻+総目次4冊)
著者:大塚敬節・矢数道明責任編集
出版社:名著出版
発行年:昭和54年(1979)

◆収録タイトル
・第1巻 田代三喜「三帰廻翁医書」
・第2~5巻 曲直瀬道三「啓迪集」「遐齢小児方」「涙墨紙」「雲陣夜話」「切紙」「薬性能毒」「出証配剤」「医療衆方規矩」
・第6巻 曲直瀬玄朔「医学天正記」「十五指南篇」「延寿撮要」
・第7~9巻 岡本一抱「和語本草綱目」「方意弁義」「医方大成論諺解」
・第10~12巻 吉益東洞「薬徴」「薬徴異本」「薬徴南涯本」「薬徴続編」「建殊録」「医事或問」「東洞先生投剤証録」「医断」「類方」「方極」「方機」
・第13巻 後藤艮山・山脇東洋「師説筆記」「艮山先生医説」「遺教」「養浩堂方矩」「艮山後藤先生往復書簡」「養寿院医則」「東洋洛語」「蔵志」
・第14巻 永富独嘯庵・山脇東門・亀井南冥「漫遊雑記」「吐方考」「東門先生随筆」「古今斎以呂波歌」「南溟問答」
・第15~16巻 和田東郭「蕉窓雑話」「蕉窓方意解」「導水瑣言」「東郭医談」「和田泰庵方函」
・第17巻 中神琴渓「生々堂医譚」「生々堂雑記」「生々堂治験」「生々堂養生論」「生生堂中神家方書」
・第18~20巻 原南陽「叢桂亭医事小言」「医事小言補正」「叢桂偶記」「寄奇右記」「砦草」
・第21~23巻 本間棗軒「内科秘録」「療治知要」「種痘活人十全弁」
・第24~28巻「宇津木昆台(古訓医伝)」
・第29~30巻 華岡青洲「外科神書」「瘍科瑣言」「燈下医談」「青洲先生治験録」「産科瑣言」「青嚢秘録」「丸散方」「春林軒膏方」「貼膏攷」「瘍科方筌」「撮要方筌」
・第31~34巻 村井琴山「医道二千年眼目編」「和方一万方」
・第35~36巻 中西深斎「傷寒論弁正」「傷寒名数解」
・第37~38巻 吉益南涯「気血水薬徴」「続医断」「医範」「観證弁」「観證弁疑抄」「続建殊録」「成蹟録」「好生緒言」「険証百問」「険証百問注」
・第39巻 和田元庸「三世医譚」「傷寒論精義外伝」
・第40巻 黒川道祐・奈須恒徳「本朝医考」「本朝医考補遺」「本朝医談」
・第41~47巻 多紀元簡「傷寒論輯義」「金匱要略輯義」「観聚方要補」
・第48~52巻 多紀元堅「雑病広要」「時還読我書」「時還読我書続録」
・第53巻「神農本草経」「遊相医話」「経籍訪古志」
・第54巻 福井楓亭「方読弁解」
・第55巻 松岡恕庵「用薬須知」「用薬須知後編」「用薬須知後編正誤」「用薬須知続編」
・第56巻 内藤尚賢「古方薬品考」
・第57~59巻 尾台榕堂「類聚方広義」「橘黄医談」「方伎雑誌」「重校薬徴」「医余」
・第60巻 山本鹿洲・村瀬豆洲「橘黄医談」「幼幼家則」「方彙続貂」
・第61~62巻 香月牛山「牛山方考」「牛山活套」「薬籠本草」
・第63巻 長沢道寿「医方口訣集」
・第64巻 蘆川桂洲「病名彙解」
・第65~69巻 香川修庵「一本堂行余医言」「一本堂薬選」
・第70~71巻 内藤希哲「医経解惑論」「傷寒雑病論類編」
・第72~73巻 津田玄仙「療治茶談」「療治経験筆記」
・第74~75巻 山田正珍「傷寒論集成」「傷寒考」
・第76巻 川越衡山「傷寒論脈証式」
・第77~78巻 浅井貞庵「方彙口訣」
・第79~80巻 北尾春圃「提耳談」「当荘庵家方口解」
・第81~82巻 片倉鶴陵「青嚢瑣探」「静倹堂治験」「保嬰須知」「産科発蒙」
・第83~84巻 稲葉文礼・和久田叔虎「腹證奇覧」「腹證奇覧翼」
・第85~87巻 有持桂里「校正方輿輗」
・第88~91巻 喜多村直寛「傷寒論疏義」「金匱要略疏義」
・第92~94巻 山田業広「九折堂読書記」「椿庭先生夜話」「経方弁」
・第95~100巻 浅田宗伯「勿誤薬室方函」「勿誤薬室方函口訣」「傷寒論識」「雑病論識」「皇国名医伝」「先哲医話」「橘窓書影」「脈法私言」
・第101巻 岡本玄冶「玄冶薬方口解」「玄冶方考」
・第102~105巻 名古屋玄医「医方問余」「医方規矩」「薬品規矩」「丹水家訓」「医学愚得」
・第106巻 賀川玄悦・賀川玄迪「校正子玄子産論」「校正産論翼」「救偏産言」「賀川方轂」
・第107巻 目黒道琢「餐英館療治雑話」「驪家医言」「驪家医言抄書」
・第108~109巻 多紀元簡「医賸」「脈学輯要」「広恵済急方」
・第110~111巻 多紀元堅「傷寒論述義」「金匱要略述義」「薬治通義」
・第112巻 中川修亭「医方新古弁」「真庵漫筆」「医道」
・第113巻 古矢知白「症因問答」「傷寒論正文復聖解」「正文傷寒論復聖弁」
・第114~116巻 本間棗軒「痬科秘録」「続瘍科秘録」

『近世漢方医学書集成 全120冊』と一緒に買取りさせていただいた古本については買取事例「福井県より『近世漢方医学書集成』ほか東洋医学関係の古書を宅配買取」にてご紹介しております。

『近世漢方医学書集成』ほか日本や中国の古典医学書をまとめた全集・叢書といった古本は、東洋医学の専門家などから需要があります

『近世漢方医学書集成 全120冊』は、その名の通り日本の近世に区分される安土桃山時代から江戸時代に書写された医学書を集めた叢書です。
第1巻に収録されているのは室町時代から戦国時代を代表する医者の田代三喜であり、「後世派」と呼ばれる流派の開祖にして「医聖」とも称されています。第2〜5巻に収録されている曲直瀬道三とともに、日本における中医学の中興の祖として評価されています。曲直瀬道三は戦国時代・安土桃山時代の医者であり、その養子である曲直瀬玄朔も安土桃山時代から活躍していました。
第7~9巻に収録されている岡本一抱からは江戸時代の医者であり、なかでも吉益東洞・後藤艮山・山脇東洋・華岡青洲・多紀元堅・松岡恕庵・ 香月牛山・香川修徳・浅田宗伯・賀川玄悦などが有名です。基本的には漢方医の著作が収録されていますが、外科や産科の分野で活躍した医者の漢方医学書も収められています。

『近世漢方医学書集成 全120冊』の責任編集を務めた大塚敬節と矢数道明は、昭和時代における漢方の復権、東洋医学の発展に尽力したことで知られる医者です。
大塚敬節は明治33年(1900)に高知県の医者の家系に生まれますが西洋医学が嫌いであり、昭和2年(1927)に刊行された中山忠直『漢方医学の新研究』を読んで漢方に傾倒します。昭和5年(1930)に実家の医院を閉院し、妻子を残して上京した大塚敬節は牛込区で医院を開業し、中国医学の古典である『傷寒論』『金匱要略』などの研究にも力を入れました。
古方派であった大塚敬節と後世派であった矢数道明が知り合ったのは、昭和8年(1933)のことです。当時、矢数道明の弟が腸チフスで近くの病院に入院しており、そこに大塚敬節が往診に来た結果、症状が好転し退院に到りました。これを受けて大塚敬節と矢数道明は流派を超えて交流を持ち、漢方復興運動の中心的存在となります。
第二次世界大戦の終戦後には日本東洋医学会や北里東洋医学研の設立、古典医学書の復刻に尽力し、その功績のひとつに『近世漢方医学書集成 全120冊』の刊行があります。

【当店取扱書籍】
日本漢方腹診叢書
書名:日本漢方腹診叢書 正続12冊
出版社:オリエント出版社
発行年:昭和61年(1986)

曲直瀬道三全集
書名:曲直瀬道三全集 全6冊
著者:曲直瀬正慶
出版社:オリエント出版社
発行年:平成7年(1995)

国宝半井家本医心方
書名:国宝 半井家本医心方 全9冊
出版社:オリエント出版社
発行年:平成3年(1991)

病家須知
書名: 病家須知 全3冊
著者:平野重誠 原著
出版社:農山漁村文化協会
発行年:平成18年(2006)

日本の漢方医学など東洋医学に関する古本の買取強化中!

愛書館中川書房では日本の漢方医学や中国の伝統医学(中薬・鍼灸)など、東洋医学に関する古本の出張買取・宅配買取を承っております。

【買取事例】
石川県より『物類品騭』ほか東洋医学(本草学/漢方)など和本・古典籍を宅配買取
『難経稀書集成』ほか東洋医学関係の古書を出張買取いたしました

難経稀書集成
書名:難経稀書集成 全6冊
著者:オリエント臨床文献研究所監修
出版社:オリエント出版社
発行年:平成9年(1997)

『近世漢方治験選集 全14冊』『百々家本 東洋医学稀書選集 全12冊』『鍼灸医学諺解書集成 正続 全11冊』『現代語訳 黄帝内経素問・霊枢 全5冊』『中訳本 漢方診療医典』など、お手元に気になる本がありましたらお気軽にご相談ください。
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カテゴリ:取扱書籍 > 東洋医学 漢方・鍼灸など

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