『古書の街』神田神保町の古本屋・愛書館中川書房の古本・古書買取サイト
2025年3月開催!神保町さくらみちフェスティバル 春の古本まつり
毎年3月後半、桜の開花時期に合わせて開催される神保町さくらみちフェスティバル 春の古本まつりが、2025年も3月20日(木・祝)~23日(日)の4日間にわたり開催されました!
昨年は雨が降ったり気温が低かったりとお天気に恵まれませんでしたが、今年は会期中ずっと晴天だったこともあり、たくさんのお客様がご来場され大変賑わいました。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました!
神保町さくらみちフェスティバルの会場となっている神田神保町古書店街では、普段は日曜日や祝日を休業日としている古書店も会期中は営業するなど、街全体がお祭りムードで大盛り上がり。
さらに地元の古書店だけでなく東京古書組合に加盟している近郊の様々な古書店も出店し、一緒に盛り上げていきます。神田神保町に本店を構える愛書館中川書房も、毎年欠かさず参加する恒例行事です。
愛書館中川書房の今年の出店場所は神田神保町本店から歩いて10秒、南海堂書店さんの前になります。ワゴン3台分、ドドンッと商品を並べました。
神保町さくらみちフェスティバル 前日設営の様子
神保町さくらみちフェスティバルでは、開催前日の午前中にワゴンの設置が行われるため、前日のお昼すぎから、もしくは初日の朝に各古書店がそれぞれ搬入作業を行っています。
今年も前日の3月19日(水)10:00から靖国通り沿い歩道にワゴンの設置を行い、13:00から搬入というスケジュールを予定していましたが、朝起きてみるとまさかの雪!大粒の雪がしっかり降っており、場所によっては積もっている箇所も。
東京古書組合神田支部役員の皆様が、雪の降る中100台ものワゴンをトラックから順に降ろしてくださり、愛書館中川書房を始め各古書店が道路に置かれたワゴンにブルーシートをかけ、天気が回復するのを待ちます。
お昼すぎには天気が回復したため、14:30からワゴンの設置作業を再開。
15:00から搬入可能となりました。
愛書館中川書房も早速15:00から搬入作業を開始しました。
ワゴンの内側が濡れていないか確認してから、木箱を積み上げて書棚を作成していきます。サイズを事前に計算していたため、書棚は30分ほどで完成。養生テープでしっかり固定すれば、書籍の重さも加わりちょっとやそっとでは動きません。
書棚が完成したら、書籍を棚に入れていきます。
今回は3台のワゴンのうち右側の1台に文庫本、残りの2台に単行本を並べました。
文庫本はまず岩波文庫・講談社学術文庫・ちくま文庫・ちくま学芸文庫を並べます。
ワゴンの平台と木箱の中がいっぱいになったら、最後に木箱の上に全巻セット販売の文庫本を置いていきます。
単行本は歴史・哲学・思想・宗教といった学術書、文学・美術・音楽といった趣味に関する専門書を並べていきました。
陳列作業は順調に進み、搬入開始から1時間半後の16:30頃に完成。
最後はブルーシートをかけて前日の作業は終了です。
神保町さくらみちフェスティバル期間中はたくさんのお客様にご来場いただきました!
そしていよいよ3月20日(木・祝)に初日を迎えます。
11:00スタートのため、初日の朝はブルーシートを外したら「値札の金額の30%OFF」をアピールするPOPを掲示したり、お会計の場所を用意するなどしてお客様を迎える準備を整えます。
神田神保町古書店街では10:00から開店している古書店も多いため、10:00過ぎには道を歩く人も増え始め、10:30を過ぎるとワゴンを覗き込み下見をするお客様もいらっしゃいました。
そして11:00になると、いよいよ神保町さくらみちフェスティバル 春の古本まつりがスタート!
祝日ということもあり、18:00の終了時間までたくさんのお客様にご来場いただきました。
2日目の3月21日(金)からは、神保町交差点の岩波広場に休憩所「さくら茶屋」がオープン!
1日1000杯限定ではありますが、甘酒の無料サービスが行われました。散策の合間に老若男女問わず多くの方にご利用いただきました。
そして3日目と最終日はさらにお天気に恵まれました。
特に最終日3月23日(日)の東京都心の最高気温はなんと25℃!3月後半にも関わらず、夏日を記録しました。
絶好のお出かけ日和で、お昼すぎには靖国通り沿い歩道に人がひしめき合いました。
また、3月22日(土)と23日(日)には休憩所「さくら茶屋」の隣のテントにて、共立女子大学の二胡サークルさんによる演奏会が開催!
座って休憩しながら二胡の音色に耳を傾けるお客様がたくさんいらっしゃいました。
神保町さくらみちフェスティバル 撤収の様子
最終日の3月23日(日)は撤収作業の関係もあり、通常より1時間早い17:00で終了。
名残惜しい気持ちはありますが、各古書店は速やかに撤収作業を行っていきます。
愛書館中川書房でも、終了と同時に陳列していた文庫本と単行本を紐で縛り、空になった木箱は養生テープを剥がして車へ積んでいきます。最後は忘れ物がないか確認したら、撤収作業は完了です。
今回は総勢7名で作業を行ったため、15分ほどでワゴンは空っぽになりました。
神保町さくらみちフェスティバルへのご来場、誠にありがとうございました!
昨年、そして一昨年は不安定な天気のなかでの開催でしたが、今年は一転、会期中は非常にお天気に恵まれました。
ご来場いただいた皆様本当にありがとうございました!少しでもお楽しみいただけたなら幸いです。
なお、神田神保町古書店街では毎年10月後半から11月頭にかけて東京名物神田古本まつりも開催しています。開催期間や同時開催されるイベントの詳細などは、決まり次第こちらでお知らせいたします。
またのご来場・ご来店を従業員一同お待ちしております!
カテゴリ:神田古本まつり
2025年3月25日
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