『古書の街』神田神保町の古本屋・愛書館中川書房の古本・古書買取サイト
2024年開催 第64回東京名物神田古本まつり
神田古書店街の秋の風物詩第64回東京名物神田古本まつりが令和6年(2024)10月25日(金)から開催され、11月4日(月・祝)に無事終了いたしました。
会期中は雨で中止になる日もありましたが秋晴れの日もあり、たくさんのお客様がご来場くださいました。本当にありがとうございました。
東京都千代田区神田神保町にある神田古書店街は世界最大規模の本の街として知られており、毎年春と秋に古本まつりが開催されています。
特に毎年10月下旬から11月上旬の東京名物神田古本まつりは、全国的にも非常に大きな古本まつりであり、神田古書店連盟の最大行事です。
神田古本まつり期間中にはトークライブや展示会など様々なイベントが開催されますが、毎年一番の盛り上がりを見せるのが青空掘り出し市です。
神田古書店街には120店以上の古書店がお店や事務所を構えていますが、青空掘り出し市では神田古書店街の古書店だけでなく、古書組合に加盟している様々な地域の古書店が出店いたします。
青空掘り出し市の会場は神田神保町1丁目・2丁目の靖国通り沿い歩道や神保町交差点にあります。神田神保町に本店を構え、神田古本まつりに毎年参加している愛書館中川書房は、今回も「I LOVE 神保町」の赤い看板が目立つ岩波会場(神田神保町交差点)に出店いたしました。
第64回東京名物神田古本まつり 設営の様子
会期が昨年より3日間増え、全11日間の開催となった第64回東京名物神田古本まつりでは、準備にも今まで以上に力が入ります。
愛書館中川書房では2ヶ月ほど前から販売する商品の選別と値付けを行いました。全て神田古本まつりのために用意した初出し商品です。
倉庫で準備した商品は神田古本まつり前日の設営に間に合うようにトラックへ積み込み、会場へと搬入します。
第64回東京名物神田古本まつりの開催は10月25日(金)からですが、初日の1週間ほど前から靖国通り沿い歩道には提灯が掲げられ、数日前には岩波会場の設営が行われます。
今年は10月22日(火)に業者の皆様によって岩波会場に看板と陳列用の木製台が形作られ、神田古本まつりの開催が近づいてきたのを実感します。神田古書店街の空気がソワソワし始める時期です。
愛書館中川書房神田神保町本店では、同じく22日(火)に店頭の均一本の入れ替えを行いました。神田古本まつりに向けて、新書から単行本への総入れ替えです。
開催前日の10月24日(木)は、午前中に業者の皆様による岩波中会場・靖国通り会場へのワゴン搬入、午後は各古書店による陳列が行われます。
10月後半は不安定な天気の日が多く、当初の天気予報ではこの日も雨の予報が出ていましたが、空模様はなんとか耐えてくれ陳列作業を行うことができました。
神田古本まつりでは出店場所によって木製台とワゴンの2パターンがあり、出店する各古書店はそれぞれ工夫しながら売り場を作っていきます。
愛書館中川書房の出店場所は木製台のため、木箱を積み上げて書棚にしていきます。木箱を積むごとにテープで厳重に固定していくため、強度もバッチリです。
木箱には大判本や菊判サイズの単行本、木箱手前の平台部分には四六判サイズの単行本を並べていきます。最後に木箱の上や両端に全集を陳列して完成です!
歴史(日本史・西洋史・東洋史)、宗教(仏教・神道・キリスト教)、民俗学、哲学・思想、文学(国文学・外国文学)、言語学など人文科学関係の専門書を中心に、美術・音楽・映画・オカルトなど趣味に関する古本を陳列しました。
第64回東京名物神田古本まつりではたくさんのお客様にご来場・ご来店いただきました!
第64回東京名物神田古本まつりの期間中、毎日開催されるメインイベント青空掘り出し市は朝10:00にスタートします。
出店している各古書店は10:00に間に合うよう、毎日9:30頃から開店準備を進めていきます。
10月25日(金)10:00に第64回東京名物神田古本まつりがスタート!
オープニングセレモニーには小池百合子都知事もご出席くださり、テープカットが行われました。
初日はあいにくのくもり空でしたがスタート前から書棚を覗き込むお客様もおり、午後にかけて続々とご来場いただき、1日を通してたくさんのお客様が神田古書店街にお越しくださいました。
10月26日(土)・27日(日)は第32回神保町ブックフェスティバルも開催されました。
出版社によるワゴンセール 本の得々市、近隣の飲食店による一神秋まつりフードコート、特設会場での演奏会や漫才劇場などにより、神田神保町全体が大勢のお客様で賑わいました。
第32回神保町ブックフェスティバル
また、平日には混雑を避けたい方や学生さん、夕方にはお仕事帰りの方がご来場くださいました。
土・日・祝日と比べて各古書店のブースをゆっくりじっくり見ることができるため、神田古本まつりが初めてという方には平日のご来場もオススメです。
そして最終日の11月4日(月・祝)とその前日の11月3日(日)はお天気に恵まれ、多くのお客様に見守られながら大盛況のうちに第64回東京名物神田古本まつりは終了いたしました。
第64回東京名物神田古本まつり 撤収の様子
10月25日(金)からの11日間はあっという間に過ぎ、第64回東京名物神田古本まつりは11月3日(月・祝)17:00に閉場いたしました。
名残惜しくはありますが、17:30頃から会場設備の解体が順次始まるため、各古書店は閉場後すぐに撤収作業を進めていきます。
愛書館中川書房では貼り付けていた養生テープを剥がしながら木箱を台車へ移動させ、それと同時に平台の本を積み上げて紐で縛っていきます。
限られた時間の中でいかにスピーディーに片付けられるかも腕の見せ所です。
愛書館中川書房の会場撤収は17:45頃に完了し、その後は設営業者の皆様の手で、看板や木製台の解体作業が行われました。
第64回東京名物神田古本まつりへのご来場、誠にありがとうございました!
第64回東京名物神田古本まつりの会期中はお天気が不安定な日も多く、雨のため中止になってしまった日や開催時間が短縮となった日もありましたが、眩しいくらいの日差しが降り注ぐお出かけ日和の日もあり、全体を通して沢山のお客様にご来場・ご来店いただきました。
神田神保町へお越しくださったお客様、ご協力くださった各業者様、本当にありがとうございました。
来年の2025年秋に開催される第65回東京名物神田古本まつりでも、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
カテゴリ:神田古本まつり
2024年11月7日
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