『古書の街』神田神保町の古本屋・愛書館中川書房の古本・古書買取サイト
第62回東京名物神田古本まつり
10月28日(金)から開催されていた第62回東京名物神田古本まつりが11月3日(木・祝)に無事終了いたしました。
会期中の7日間は毎日お天気に恵まれたこともあり、おかげさまで沢山のお客様にご来場いただきました。本当にありがとうございました。
世界最大規模の本の街として知られる東京都千代田区の神田神保町では、毎年春と秋に大規模な古本まつりが開催されます。
そのうち東京名物神田古本まつりは、10月下旬から11月上旬に開催される神田古書店連盟の最大行事です。近年は新型コロナウイルスの影響で開催中止が続いていましたが、今年春に第61回東京名物神田古本まつりを通常より小規模ながら開催することが叶い、そして今回ようやくコロナ下以前とほぼ同じ規模で、第62回東京名物神田古本まつりが開催されました!
神田古本まつりのメインイベントは神田古書店街に「本の回廊」が現れる青空掘り出し市です。神田神保町で普段からお店を営んでいる古本屋だけでなく、古書組合に加盟している近郊の古本屋も靖国通り沿い歩道や神田神保町交差点などにワゴンを出店します。
神田神保町に本店を構える愛書館中川書房も毎回参加しており、今回も岩波会場(神田神保町交差点)の赤い看板「I LOVE 神保町」の下に出店いたしました。
第62回東京名物神田古本まつり 前日設営の様子
今回の古本まつりでは開催前日の午前中に台やワゴンの設置が完了し、12:00から出店する古本屋による設営が始まりました。
設営の開始時間は12:00と決まっていますが、実際に何時から商品の陳列作業を行うのかは各書店によって様々。開始時間に合わせてスタンバイしているお店もあれば、15:00頃から陳列を始めるお店もあります。
愛書館中川書房では毎年10月上旬頃からワゴンに陳列する古本の選別や値付けを行っており、神田古本まつり開催前日の朝にトラックへ積み込み、設営開始時間に合わせて会場へ搬入します。
どのように書棚を作成するのかは各書店によって異なります。
愛書館中川書房では木箱を活用しており、崩れないように養生テープで固定しながら菊判サイズの単行本や大判本(大型本)が入った木箱を積み上げます。
木箱の上やワゴンの両端には危なくない程度に全集を陳列し、木箱手前の平台にも単行本と大判本を並べます。単行本は菊判サイズを手前と奥に2列並べ、さらに空きスペースにも横向きに詰めていきます。大判本はブックエンドの代わりに木箱を使いながら崩れにくいように陳列していきます。
会場では主に哲学・思想・宗教・歴史・民俗学といった人文科学系の書籍を中心に並べました。
また、岩波会場から徒歩2分の場所に位置する神田神保町本店では、岩波会場の設営が一段落ついた夕方から店頭商品の全面入れ替えを行いました。
普段は新書を陳列している店頭の書棚ですが、古本まつりの期間中は単行本と全集を販売します。
第62回東京名物神田古本まつり期間中はたくさんのお客様にご来場・ご来店いただきました!
そして日付が変わり、10月28日(金)10:00に第62回東京名物神田古本まつりがスタート!
10:15からのオープニングセレモニーには小池百合子都知事や樋口高顕千代田区長、神田警察署長といった方々がご出席くださいました。
東京名物神田古本まつりの開催期間はお天気に恵まれ、秋開催が3年ぶりということもあり沢山のお客様にご来場いただきました。
なかでも第29回神保町ブックフェスティバルも開催された10月29日(土)・30日(日)は、大勢のお客様で賑わいました。
また、平日も混雑を避けてゆっくり見たい方、お仕事帰りの方などがご来場くださり賑わいました。
第62回東京名物神田古本まつり 撤収の様子
10月28日(金)からの7日間はあっという間に過ぎ、11月3日(木・祝)18:00に閉場いたしました。
閉場時間に合わせて設営の業者さんがいらっしゃるため、終了次第スピーディーに会場の片付けが始まります。
第62回東京名物神田古本まつりへのご来場、誠にありがとうございました!
おかげさまで会期中は大勢のお客様にご来場・ご来店いただきました。久しぶりの開催となった秋の古本まつりですが、大盛況のうちに終えることができとても嬉しく思います。
神田神保町へお越しくださったお客様、ご協力くださった各業者様、本当にありがとうございました。
来年の秋に開催される第63回東京名物神田古本まつりでも皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
カテゴリ:神田古本まつり
2022年11月6日
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