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MON PARIS:WILLY RONIS ほか写真集・写真関係の古本買取致します

愛書館中川書房では、『MON PARIS WILLY RONIS』（ウィリー・ロニス写真集）ほか写真集・写真に関する古本を買取りしております。

書名：MON PARIS　（洋書写真集）
著者：WILLY RONIS（ウィリー・ロニス）
出版社：DENOEL
発行年：平成3年（1991）発行

ウィリー・ロニスはフランスの代表的な写真家です。1930年ごろから戦後にかけて数々の雑誌・広告等で活躍しました。「ヒューマニスト写真家」と呼ばれ、都市で暮らす人々の何気ない日常を優しい眼差しでとらえたモノクロ写真が有名です。エドワード・ブーバ、ロベール・ドアノー、アンリ・カルティエ＝ブレッソンなどとともに、フランスの写真の源流を築いた写真家の一人と言われています。

ウィリー・ロニス関連の本は写真愛好家から人気があります

ウィリー・ロニスは1910年にパリに生まれました。幼い頃から音楽に親しみ、当初は作曲家の道を志したそうですが、父親の写真スタジオで写真の技術を磨き、写真制作の仕事を始めます。戦後はパリの復興の様子を撮影し、複数の雑誌でルポルタージュ写真の仕事を受け持ちます。ファッションや広告分野にも活動の場を広げ、『Vogue』や『Point de Vue』などの雑誌に定期的に写真を提供したほか、「フォトジャーナリズム」を掲げるグラフ雑誌『LIFE』でも活動しました。当時、モノクロで写された都市写真が流行したこともあり、ウィリー・ロニスの作品は世界的に高い評価を受けました。

1951年には、ニューヨーク近代美術館の写真部長を務めていたエドワード・スタイケンの企画で『5人のフランスの写真家』展（Five French Photographers 展）が開催されます。同展示に、『パリ市庁舎前のキス』など恋人たちの姿を多く撮影したロベール・ドアノー、写真家集団「マグナム」を設立し、写真集『決定的瞬間』を出版したアンリ・カルティエ＝ブレッソンらとともに参加しました。エドワード・スタイケンは「ピクトリアリズム」を代表するアメリカの写真家で、芸術写真やファッション写真で有名です。ウィリー・ロニスは1955年にもスタイケン企画による『The Family of Man（人間家族）展』に参加し、68カ国の写真家らとともに平和のメッセージを発信しました。

同時期からは都市だけでなく、フランスのプロヴァンス地方や東欧各地を回り、ルポルタージュや風景写真の仕事も行います。また、写真家志望の若者に向けた教育にも熱心で、複数の大学で教鞭をとりました。ウィリー・ロニスは2009年に99歳で亡くなりました。没後もロニスの写真は世界中で愛され、2016年にもロニスの生誕100年を記念した展覧会がパリ貨幣博物館にて開催されました。日本では複数のグループ展で展示されたほか、2000年に京都現代美術館の何必館にて初の本格的な個展が開催されています。

『Mon Paris』は1985年に発表された写真集です。出版と同時に、パレ・ド・トーキョー（現代創造サイト）で回顧展が開催されました。ウィリー・ロニスはさまざまな人種・階級の人々が入り交じるパリの街角で、労働者の働く姿や恋人たちの風景、子どもの姿などを多くの写真におさめました。同じ町で生まれ育った市民の目線で写し出された写真からは、街を行きかう人々の息遣いさえも感じられそうです。

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愛書館中川書房では写真集や写真関連の古本の出張買取を承っております。『Willy Ronis / BELLEVILLE MENILMONTANT』『アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集成』『パリロベール・ドアノー写真集』『ロバート・フランク写真集　私の手の詩』『Paysages Photographies』『世界写真作家シリーズ全14冊揃い』『石元泰博写真集シカゴ、シカゴ』『大東亜戦争報道写真録』『南支派遣軍写真帖』『THE JAPANESE BOX』など、お手元に気になる本がありましたらお気軽にご相談ください。

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