『ALVAR AALTO』ほか建築関係の古本を出張買取いたしました
ピーター・ズントーやアルヴァ・アールトといった建築家の作品集や建築専門雑誌『建築と都市 a+u』など建築に関する古本を出張にて買取りさせていただきました。図書と雑誌の2つにブログを分け、今回は作品集や展覧会の図録を中心にご紹介いたします。
『建築と都市 a+u』臨時増刊号ほか建築専門雑誌の古本はブログ記事「『建築と都市 a+u 』ほか建築に関する古書を出張にて買取致しました」をご覧ください。
- 出張買取
- 2018年2月21日
地 域 | 埼玉和光市 |
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買取分野 |
【商品詳細】
- 書 名 : ALVAR AALTO 全3冊 (洋書)
- 著 者 : Karl Fleig
- 出版社 : Birkhauser Architecture
- 発行年 : 1970年
書名:PETER ZUMTHOR 1985-2013 Buildings and Projects 全5冊 (洋書)
著者:Thomas Durisch編
出版社:Scheidegger & Spiess
発行年:平成26年(2014)
書名:アドルフ・ロース
著者:ハインリヒ・クルカ編、岩下眞好・佐藤康則訳
出版社:泰流社
発行年:昭和59年(1984)
書名:THE BAUHAUS バウハウスとノールデザイン
著者:井筒昭雄、ノールインターナショナルジャパン編
出版社:鹿島出版会
発行年:平成4年(1992)
書名:Le Corbusier ル・コルビュジエ 1996-1997 図録
著者:新見隆他編
出版社:セゾン美術館
発行年:平成8年(1996)
書名:マイケル・グレイヴス作品集 MICHAEL GRAVES BUILDINGS AND PROJECTS 1966-1981
著者:ホイーラー、アーネル、ビックフォード編
出版社:A.D.A.EDITA Tokyo
発行年:昭和57年(1982)
書名:ホフマンとウィーン工房展
出版社:豊田市美術館
発行年:平成8年(1996)
書名:現代の建築家 カルロ・スカルパ
著者:SD編集部
出版社:鹿島出版会
発行年:昭和56年(1981)
書名:現代の建築家 アルヴァ・アアルト
著者:SD編集部
出版社:鹿島出版会
発行年:昭和53年(1978)
書名:ブルーノ・タウト 1880-1938
出版社:セゾン美術館
発行年:平成6年(1994)
アルヴァ・アールトは20世紀を代表する世界的建築家であり、故国フィンランドでもっとも愛されている建築家・デザイナーと言われています。フィンランドのモダニズムの父と称されるなど、北欧の近代建築においてもっとも影響力のあった1人です。最高傑作と称されるフィンランドのマイレア邸やフィンランディア・ホール、アアルト自邸などが有名です。
ピーター・ズントーはスイス出身の現代建築家です。手掛けた建築物の数は少ないですが、スイスの聖ベネディクト教会やテルメ・ヴァルス(ヴァルスの温泉施設)といった有名な作品もあり、独特な静寂と透明感を感じられる建築は安藤忠雄ほか日本の建築家からも好まれています。
このほかにも、近代建築の三大巨匠の1人ル・コルビュジエ、「装飾罪悪論」を唱えたオーストリアのアドルフ・ロース、20世紀のアメリカを代表する巨匠エーロ・サーリネンやルイス・カーン、ポストモダン建築を代表する作家マイケル・グレイヴス、現代オーストリアの代表的建築家ハンス・ホラインなど、世界的にも有名な20世紀の建築家に関する古本を買取りさせていただきました。
建築関連書籍は専門家や建築・インテリア愛好家の方から人気です
20世紀はモダニズム建築(近代建築)の時代です。「近代建築の三大巨匠」のル・コルビュジエやフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエのほか、アルヴァ・アアルト、ノーマン・フォスター、フランク・ゲイリー、レム・コールハース、ヘルツォーク&ド・ムーロン、日本人では安藤忠雄、村野藤吾、丹下健三といった建築家が活躍しました。モダニズム建築は機能性・合理性を重視した建築であり、ルネサンス建築やバロック建築などの建築様式を否定しました。煉瓦・石材・木材といった自然素材から、鉄やコンクリート、ガラスといった工業生産された材料が用いられるようになったのもそのためです。モダニズム建築は普遍性・国際性を主張し、今日よく見かける装飾のない建物や高層ビルが生まれました。
しかしモダニズム建築によって作られた都市や建物は「味気ない」という批判もあり、装飾や象徴性の復権を唱えるポストモダンが提唱されます。丹下健三の代表作である東京都庁舎もポストモダンの建築物であり、ゴシック建築を代表するノートルダム大聖堂(パリ)の形態を引用しています。ですがこちらも表層だけを賑やかにしたという批判もあり、現在までにおいて、実用面ではモダニズム建築を超える新しい建築デザインは確立していません。
なお、日本では第二次世界大戦の激化によって物資が不足、戦後には時間をかけずに廉価で建築することが可能なことからモダニズム建築が急速に普及しています。
建築に関する古本は建築家や美術家といった専門家からの需要はもちろんのこと、写真集や作品集など図版や解説が豊富なものは建築物愛好家の方からも人気がございます。
愛書館中川書房では『現代の芸術と批評叢書(日本モダニズム叢書) 全26冊』『日本のモダニズム建築 17作家の作品が描く多様な展開』『明治大正建築写真聚覧』『安井武雄作品譜』『ル・コルビュジエ建築設計資料集成 全33冊』など建築に関する古本の出張買取を承っております。以前には『ルイス・カーン 建築の世界』『ロベルト・ロンギ 芸術論叢 全2冊』『建築全史 背景と意味』『近世近代町家建築史論』などの建築関係の古本を出張にて買取りさせていただきました。また、『ALVAR AALTO』や『PETER ZUMTHOR 1985-2013』のような外国人建築家の写真集・作品集などの洋書も買取りの対象となります。
【当店取扱商品】
『フランク・ロイド・ライト建築図面集』フランク・ロイド・ライト A・D・A・EDITA/『ルイス・カーン 建築の世界』ヴィッド・B・ブランリー、デヴィッド・G・デ・ロング編著 大学工学部建築学科香山研究室監訳 デルファイ研究所/『軍艦島実測調査資料集』阿久井喜孝・滋賀秀実編著 東京電機大学出版局
建築関係の古本の買取強化中!
なお、愛書館中川書房ではモダニズム建築だけでなく、歴史的建造物に関する古本の出張買取も承っております。『大極殿の研究 日本に於ける朝堂院の歴史』『日本中世住宅の研究』『平安時代仏教建築史の研究 浄土教建築を中心に』『桂離宮御殿整備記録 全4冊』といった日本の建築に関する古本や、『ゴシック建築大成』『ブラマンテ ルネサンス建築の完成者』『教会建築論叢』などお手元に気になる品がありましたらお気軽にご相談ください。
書名:ゴシック建築のリブ・ヴォールト
著者:飯田喜四郎
出版社:中央公論美術出版
発行年:平成1年(1989)
愛書館中川書房は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県などの関東地方を中心に全国へ無料で出張買取にお伺いしております(内容・量・地域によっては買取りができない場合があります)。大きくて重たい本なども全て当店のスタッフが搬出しますので、買取りを希望されている本は本棚に入れたまま、押し入れや倉庫の中に置いたまま、床に積んだままで大丈夫です。詳しくは買取の流れやブログ記事「愛書館中川書房ではこのように古本の出張買取をしております!」をご覧ください。出張買取りのご予約はお電話にて受け付けております。
【古本出張買取専用フリーダイヤル 0120-489-544】
※電話・メール相談の前に必ずこちらからご利用方法をご確認ください。
※一部商品において、お引取り等が出来ない商品もございますことをご了承ください。